野球肘(内側型)

野球肘は、成長期(小学生〜中学生)に多いケガです。
野球肘を我慢して投げ続けると野球生命に関わることもありますので、早期発見と投球中止が大事になってきます。

 

野球肘になりやすい人
①ピッチャーやキャッチャー(ポジション)
②ボールの投げすぎ
③身体がかたい(特に股関節)

(分類)
①野球肘内側型(一番多い)
内側型は、投球動作のボールをリリースする前の肘の捻り動作で起きやすいです。

 

 

⑴肘内側側副靭帯損傷
⑵肘内側の剥離骨折

 

 

エコー画像では、上記の赤い矢印が剥離骨折を起こしている箇所です。
このまま投げ続けると手術をしても肘に後遺症が残りやすいので、早期発見が重要となります。

 

治療法
①早期回復治療(ライプス)
②ギプスなどで固定
③トレーニング指導(下半身を中心)

 

野球肘になる原因として、股関節がかたい人も多いです。肘が治っても股関節がかたいとまた再発する人もいます。

当院では、治療と一緒に体幹トレーニング指導も取り入れて早期のスポーツの復帰を目指します。

 2019/03/12 更新